院長・スタッフブログ
2016年3月16日 水曜日
フッ素について
歯周病についてが続いたので、今回はフッ素について少々。
フッ素は毎回の食事を通し体に摂取される栄養素のひとつで、お茶や海藻、魚介類に多く含まれます。
フッ素の働きは
◎ プラークの中の虫歯菌の働きを弱める
◎ 初期の虫歯の再石灰化を助ける
◎ 歯の質を強化して酸に溶けにくい歯を作
る
などです。
化学的には・・・
歯の表面にはハイドロキシアパタイトと言う無機質結晶があり、酸に侵されると表面が溶解(脱灰)されます。
しかしフッ素を作用させるとハイドロキシアパタイトが、耐酸性の強いフルオロアパタイトに変化し、虫歯になりにくい歯になります。
この様な理由から、乳幼児期からのフッ素塗布は効果的といえます。
投稿者 渋谷歯科医院 院長:渋谷卓夫