院長・スタッフブログ
2014年4月17日 木曜日
フッ素塗布
我が家のワンちゃん達のお話が続いたので、久しぶりに歯のお話を・・・
昨日、フッ素塗布をして頂けますか?と言う問い合わせがあったので、フッ素について
少々。
フッ素は毎日の食事を通し体に摂取されている必須栄養素の一つで、お茶や海藻や魚介類
に多く含まれています。
歯に塗布した時のフッ素の働きは
* 歯ブラシで磨き残した歯垢の中に居る虫歯菌の働きを弱める
* 初期の虫歯の再石灰化(自然修復)を助ける
* 歯の質を強化して酸に溶けにくい歯にする
などがあげられます。
塗布の時期として、萌えたての歯は虫歯になりやすい反面フッ素を取り込みやすいので
萌えて間もない歯に塗るのが最も効果的とされています。
萌え変わりが終わる小学校高学年位まで年に2~3回定期的に塗布するのが良いでしょう。
フッ素を塗布すると、なぜ虫歯になりにくいかと言うと・・・・
歯の表面のエナメル質にはハイドロキシアパタイトという無機質結晶が存在し、虫歯にかかると
細菌が産生する酸によりこの結晶が溶解されます。
しかしフッ素を作用させるとハイドロキシアパタイトが、酸耐性のフルオロアパタイトに変化して虫歯に
なりにくくなるのです。
小さなお子さんのいるお父さんお母さん、参考になりましたか?
投稿者 渋谷歯科医院 院長:渋谷卓夫